東京に本社を構える日本のテクノロジー企業、NEC株式会社は、カスタマーケアおよび請求ソリューションを提供する米国のCSGシステムズへの買収提案を検討していると、関係者が明らかにしました。この提案は、モルガン・スタンレーの投資銀行家と協力して進められているとのことです。CSGは昨年、売却を模索していたものの、交渉はまだ初期段階にあり、取引が実現するかどうかは不確実で、NECが正式な入札を行わない可能性もあります。また、他の買収候補者が現れる可能性もあると報じられています。
CSGシステムズの株価急騰
CSGの株価は、約17億ドルの時価総額を持ち、ニュースを受けて14%以上上昇し、52週ぶりの高値を記録しましたが、一部の利益を減らしました。CSGは、グローバルな通信事業者にソフトウェアおよびビジネスサービスを提供し、収益管理、顧客体験、支払い処理などの機能を支援しています。顧客には、コムキャスト、チャータ・コミュニケーションズ、ディッシュTV、MTNグループなどが含まれています。
CSGの市場シェア維持と業績
CSGは、通信業界の大手顧客がコスト削減を進める中、5Gインフラ投資に優先順位を付けるため、市場シェアの維持に苦戦しています。最近の四半期決算では、顧客体験および支払い部門の好調な業績に支えられて、売上は295.1百万ドル(前年比3%増)となりました。また、最大顧客であるコムキャストとの契約も延長されています。
今後の展開
CSGは、2月5日に第4四半期の結果を発表する予定です。
ニュースソース: Reuters
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