Lenovoは2025年6月、革新的な2-in-1タブレット端末「Yoga Book 10X」を正式発表しました。
本製品は、Windows 11とAndroid 14のデュアルOSを切り替え可能な次世代折りたたみ式タブレットとして注目を集めています。
AIキーボード、デジタルペン、スマートレイアウト切り替え機能を搭載し、「仕事とエンタメの境界線を取り払う」新しいデジタルライフを提案する製品です。
■ 折りたたみ式OLEDで“2画面”にも“1画面”にもなる自由なUI
Yoga Book 10Xのディスプレイは、**10.9インチの有機EL(2560×1600 / HDR対応)を中央から内折り可能な構造で採用。
広げれば通常のタブレットやノートPCとして使用でき、折りたたんだ状態では上下2分割画面(デュアルモード)**に自動で切り替わる独自UIを搭載。
たとえば上部でビデオ会議を行いながら、下部でメモを取る。あるいは上画面でYouTube、下画面でSNSや検索を同時操作。仕事と遊び、またはアプリとアプリの境界線をシームレスに融合させることが可能です。
■ WindowsとAndroid、2つのOSを1台で使い分け
Yoga Book 10Xの最大の特徴は、起動時に「Windows 11」「Android 14」いずれかを選択できるデュアルOSブートシステムを搭載している点です。
ビジネス用途ではWindowsでWord・Excelを使い、プライベートではAndroidでLINEやYouTube、SNSアプリなどが使える、1台2役の利便性を実現しています。
さらに、**AIアプリ「SwitchSense」**により、ユーザーの操作履歴に基づいておすすめOSを提案したり、使用シーンに応じたUI最適化が自動的に行われるなど、“OSすら意識させない”快適な体験が提供されます。
■ デジタルペン&AIキーボードで創作にも最適
Yoga Book 10Xには、**4096段階の筆圧対応スタイラス「Yoga Pen 4」**が付属し、メモ・イラスト・PDF書き込みなどがスムーズに可能です。
また、折りたたみ時の下画面には、AIベースのバーチャルキーボードが自動表示され、ユーザーのタイピング癖を学習しながら配列や反応速度を最適化。
「物理キーのような打鍵感覚」に近づけるハプティックフィードバックも搭載されており、打ち間違いが減少するとされています。
■ コンパクト&軽量でモバイルワークにも最適
Yoga Book 10Xは、約740gと軽量かつ薄型(折りたたみ時11.9mm)で、バッグにもすっきり収納可能。
バッテリーは最大12時間連続稼働し、USB-C PD急速充電やWi-Fi 7にも対応。スピーカーはJBL製ステレオデュアル配置で、動画視聴や会議にも高音質を提供します。
Lenovo Yoga Book 10X の主な仕様:
● ディスプレイ:10.9インチOLED(折りたたみ式 / 2560×1600)
● プロセッサ:Intel Core Ultra 5 / Snapdragon 8 Gen 3(OS別で切替)
● OS:Windows 11 / Android 14(デュアルブート)
● メモリ / ストレージ:16GB RAM / 512GB SSD
● 重量 / サイズ:約740g / 約11.9mm(折りたたみ時)
● 通信:Wi-Fi 7 / Bluetooth 5.4 / eSIM対応(Android側)
● バッテリー:最大12時間 / USB-C 65W PD充電
● その他:Yoga Pen 4、AIキーボード、JBLスピーカー、指紋センサー、顔認証
● カラー展開:ミッドナイトグレー / パールホワイト
■ OSの壁を超えた“次世代モバイルクリエイションツール”
Lenovo Yoga Book 10Xは、これまで分断されていたOS環境、入力手段、作業スタイルを統合する**“ボーダレス・ガジェット”**です。
クリエイティブ用途からリモートワーク、コンテンツ消費まで、ユーザー自身の使い方にデバイスが合わせてくれる設計思想は、これからの働き方・暮らし方にぴったりの1台といえるでしょう。