Appleの次世代M5搭載Macロードマップが流出:MacBookからiMacまで2026年までの全ラインナップ判明
macOS「Tahoe 26」内部コードから発見、M5 Pro/M5 Max/M6試作機の存在も
Appleの次世代シリコン「M5チップ」を搭載したMacの完全なロードマップが流出したと報じられました。
流出元はmacOSの次期バージョン「Tahoe 26.0.2」内のコードであり、Appleが誤って公開した形で、M5 MacBook Pro、MacBook Air、iMac、Mac mini、Mac Studioといった全主要モデルの情報が確認されています。
この情報はAppleInsiderの報道によって明らかになったもので、同メディアは内部識別子「J704」がM5 MacBook Proを指すことを確認。
これが2025年10月末までに登場する最初のM5搭載Macになる見込みです。現行のM4 MacBook Proと同じ筐体・mini-LEDディスプレイ・ポート構成を維持しつつ、GPU性能が大幅に向上すると見られています。
M5 MacBook Airは2026年初頭登場、3nmプロセスで省電力化
さらに、macOS 26.2のリリースと同時期となる2026年初頭に、「M5 MacBook Air」も登場予定。
コード内では13インチ(J813)と15インチ(J815)の2モデルが確認されています。
デザインは現行モデルを踏襲し、薄型アルミ筐体・MagSafe 3充電ポート・Liquid Retinaディスプレイを継続。
M5チップは改良版3nmプロセスで製造されるとみられ、CPU性能の小幅向上と電力効率の改善が期待されます。
また、現行のM4 MacBook Air(999ドル/約15万円)より若干の値上げが予想されています。
なお、Appleは低価格帯向けにiPhoneクラスのSoCを搭載する新モデルも準備しているとのうわさもあります。
M5 Pro/M5 Maxは2026年春、TSMCのSoIC-MH技術採用か
上位モデルのM5 ProおよびM5 Maxチップを搭載したMacBook Pro(識別子:J714/J716)は、2026年春頃のリリースが予定されています。
これらはTSMCのSoIC-MHパッケージング技術を採用し、CPUとGPUブロックを分離して柔軟に拡張できる構造となる見込みです。
この仕組みにより、GPUコア数の増加やグラフィック性能の大幅向上が期待されます。
「Cyberpunk 2077」などの高負荷ゲームにおいてM4チップの性能がすでに確認されており、M5世代ではさらにMacのゲーミング性能を押し上げると見られます。
一方で、外観デザインの刷新は予定されていません。OLEDディスプレイとタッチパネルを搭載する新MacBook Proは2026年後半の登場とされています。
iMac・Mac mini・Mac StudioはWWDC 2026で発表へ
デスクトップラインでは、M5 Mac mini(J873s/J873g)、M5 Mac Studio(J775c/J775d)、M5 iMac(J833ct)が2026年中頃に登場予定です。
発表のタイミングはWWDC 2026で、同時にmacOS 26.4も公開されるとみられます。
これらのデスクトップモデルは現行デザインを維持しつつ、M5、M5 Pro、M5 Maxチップによる性能と効率の向上を実現。
冷却性能の改善や長時間負荷時の安定性も向上する可能性があります。
2025年10月のM5 MacBook Proが最初の狙い目
もしMacの購入を検討しているなら、2025年10月後半登場予定のM5 MacBook Proまで待つ価値はありそうです。
同価格帯での性能向上が見込まれるほか、既存のM4モデルの価格引き下げも期待できます。
出典: NotebookCheck