M5チップ搭載でiPad Proがさらに進化
Appleは、新型M5チップ搭載iPad Proを正式に発表しました。
この新モデルは、AI性能とグラフィックス性能が大幅に向上し、これまでで最もパワフルで多機能なiPad Proとなっています。
搭載されるM5チップは、各GPUコアにNeural Acceleratorを内蔵し、AI処理性能がM4モデルの3.5倍、M1モデルの5.6倍に向上。
Appleによると、「M5はiPadの可能性を再定義するチップ」であり、クリエイターやビジネスユーザーの生産性を飛躍的に高めるとしています。
超高速通信を可能にする新ワイヤレスチップ「N1」
新たに設計されたN1ワイヤレスチップにより、iPad ProはWi-Fi 7およびBluetooth 6に対応。
さらに、セルラーモデルにはC1Xモデムを搭載し、前世代比で通信速度が最大50%向上、消費電力も30%削減されています。
これにより、外出先でもより効率的なオンライン作業が可能になります。
新しいUltra Retina XDRディスプレイと驚異の薄型デザイン
新型iPad Proは、11インチと13インチの2サイズで登場。
ボディカラーはスペースブラックとシルバーで、厚さはそれぞれ5.3mmと5.1mmという驚異的な薄さを実現しています。
ディスプレイにはUltra Retina XDRを採用し、最大1600ニトのピーク輝度とタンデムOLED技術により、より深い黒と精密なコントラストを表現。
さらに、ナノテクスチャガラスオプションも選択可能で、反射を最小限に抑えながら色再現性を維持します。
圧倒的なパフォーマンス:M1比で最大6.7倍高速
M5チップの性能向上は数値でも明確です。
- 3Dレンダリング性能:M1比で最大6.7倍、M4比で1.5倍高速
- Final Cut Proのビデオ変換:M1比で6倍
- Draw ThingsでのAI画像生成:M1比で4倍
- DaVinci ResolveでのAI映像アップスケーリング:M1比で3.7倍
さらに、メモリ帯域は150GB/sに拡大され、ストレージの読み書き速度も最大2倍に高速化されています。
iPadOS 26でAIとマルチタスクが融合
新しいiPadOS 26は、まったく新しいウィンドウシステムを導入。
複数アプリを直感的に操作でき、プロフェッショナルなマルチタスク体験を提供します。
また、Apple Intelligence機能による生成AIやLive Translation(ライブ翻訳)、PDF編集対応のPreviewアプリなど、AIを活用した機能が多数追加。
これにより、iPad Proは本格的なAIワークステーションとしても利用可能です。
発売日と価格
新型iPad Proは**10月22日(水)**に発売予定で、本日から予約受付が開始されています。
価格はモデル構成により異なりますが、M5チップとUltra Retina XDRディスプレイを搭載した今回のモデルは、AI時代のクリエイティブツールとして注目を集めています。
出典: Apple Newsroom





