標準モデルにもProMotionディスプレイが搭載?
Appleの次世代iPhone 17シリーズの発表までまだ約10か月ありますが、すでに新機能に関する噂が飛び交っています。最新の報道によれば、Appleは現在Proモデルに限定されているProMotionテクノロジーを、標準モデルであるiPhone 17とiPhone 17 Airにも搭載することを検討しているようです。このアップグレードにより、iPhone 16シリーズで60Hzのリフレッシュレートを維持していた点に対する批判が改善される見込みです。特に、現在では多くの低価格Android端末が120Hzのディスプレイを搭載しているため、この変更は歓迎されるでしょう。
iPhone 17シリーズ全モデルにLTPOテクノロジーが搭載される可能性
韓国のETNewsによると、Appleは全4モデルのiPhone 17にLTPO(低温多結晶酸化物)テクノロジーを採用する計画であり、SamsungとLGがディスプレイパネルを供給する見込みです。LTPOは、使用状況に応じてリフレッシュレートを動的に調整できるため、電力効率が高く、特に高級Android端末で標準的な技術となっています。従来の標準モデルで使用されていたLTPS(低温多結晶シリコン)パネルと比較して、電力消費が抑えられるのが特徴です。
iPhoneユーザーにとってのLTPOの歴史と影響
LTPOディスプレイは、2021年にiPhone 13 Proモデルで初めて採用され、10Hzから120Hzの可変リフレッシュレートを実現しました。iPhone 14 Proでは1Hzまでの低リフレッシュレートもサポートされました。iPhone 17の標準モデルがProモデルと同じく1Hzから120Hzの範囲に対応するかどうかはまだ不明ですが、120HzのProMotionが加わることで、使用感がさらに向上することは間違いありません。
Proモデルと標準モデルの差を縮めるAppleの戦略
このように、Appleがディスプレイ技術の差を縮めることで、標準モデルの魅力を高めながらも、Proモデルの独自性を保とうとする戦略が伺えます。