Apple、最新M5チップ搭載MacBookと新型モニターの量産準備が進行中
Bloombergの著名アナリストMark Gurmanによれば、Appleは次世代Appleシリコン「M5」を搭載したMacBookシリーズおよび新型モニターの量産準備を進めているという。彼の最新ニュースレター「Power On」で、Appleが新しいMacBook Pro、MacBook Air、そして2種類のMac用モニターを量産段階へ移行しつつあることが明かされた。これらの製品は2025年末から2026年第1四半期にかけて市場投入される見込みだ。
M5 MacBook ProとMacBook Airの登場時期
Gurmanは以前から、Appleが2025年後半にM5チップ搭載MacBook Proの生産を開始すると予想していた。Appleは従来、秋にMacBook Proを発表し、翌年春にMacBook Airを更新するという流れを繰り返しており、今回のスケジュールもそれに沿ったものと考えられる。
ただし、7月に公開された別のニュースレター「Power On」では、MacBook Proの発売が年明け以降にずれ込む可能性も指摘されていた。つまり、Apple内部では従来の発表サイクルから調整が入る可能性もあり、正式発表までは不透明な部分が残る。
2種類の新型モニター、Studio Display後継に期待
今回の製品群には、Appleの外部ディスプレイ2機種も含まれるとされている。そのうち1つは、2022年3月に発売されたStudio Displayのアップグレード版になると見られている。
Studio Displayは5K解像度を備えた27インチディスプレイとして注目されたが、発売からすでに3年近くが経過しており、刷新のタイミングに差しかかっている。
噂では、新モデルにmini-LEDディスプレイの採用が検討されており、従来以上の輝度、コントラスト、色再現性の改善が期待されている。また、HDR表示の強化や、省電力化が実現される可能性もある。さらに、外観デザインの見直しや接続ポートの改良(Thunderbolt/USB-C対応強化)といったハードウェア面の改善にも注目が集まる。
発売スケジュール予測
現時点での予測を整理すると、以下のようになる。
製品 | 量産開始時期 | 発売時期予測 |
---|---|---|
MacBook Pro(M5搭載) | 2025年後半 | 2025年末~2026年初頭 |
MacBook Air(M5搭載) | 2025年末前後 | 2026年春頃 |
新型モニター ×2 | 2025年末 | 2025年末~2026年第1四半期 |
このスケジュールはあくまで内部情報とリークに基づいた予測であり、最終的にはサプライチェーンの進捗やAppleのマーケティング戦略によって調整される可能性がある。
Appleシリコン進化と市場への影響
M5チップは、前世代M4に比べて処理性能と電力効率の両立をさらに高めると期待されている。特にAI処理性能の強化が進められるとの見方が強く、クリエイティブ作業やソフトウェア開発を行うプロユーザーにとって大きな魅力になるだろう。
また、外部ディスプレイ刷新は、Mac StudioやMac Proといったハイエンドデスクトップとの組み合わせで新しい選択肢を提供し、Appleのエコシステムをより強化する可能性がある。
今後の注目点
- Appleが年内にMacBook Proを発表するのか、それとも2026年初頭へ延期するのか
- 新型Studio Displayにmini-LEDやその他の画質改善が実装されるのか
- 日本市場での発売時期や価格設定がどうなるのか
これらの要素は、Appleの今後の発表イベントや招待状の公開によって明らかになると予想される。Appleユーザーにとって2025年末から2026年初頭は、Macシリーズ刷新の大きな転換期となりそうだ。
出典: Engadget