Elon MuskのXと競合するソーシャルメディアプラットフォームBlueskyは、有料サブスクリプションサービス「Bluesky+」を導入する予定です。このスタートアップは、元Twitter CEOのジャック・ドーシーが2019年に設立したもので、ユーザーに追加機能を提供し、収益化を進めるためにサブスクリプションモデルを導入します。
Blueskyは最近、GitHubページにBluesky+のUIモックアップを公開し、予定されている価格と機能を示しました。このモックアップによると、Bluesky+のサブスクリプション料金は月額8ドル、年間72ドルとなっており、価格と機能は最終決定ではないことが明らかにされています。Blueskyのソフトウェアエンジニアであるダン・エイブラムフは、「これらの機能はおそらく実装される予定ですが、実際の計画リストとして受け取らないでください […] 詳細が決まり次第、正式なリストを発表します」と述べています。
Blueskyの成長と新たな収益源
Blueskyは、プラットフォームの拡大において重要な進展を遂げています。2024年10月にはシリーズAの資金調達ラウンドを終了し、1500万ドルを調達。これにより、昨年の800万ドルのシード資金と合わせて、Blueskyの総資金は2300万ドルとなりました。この資金は、Bluesky+の開発や、ユーザー体験を向上させるための新機能の開発に役立てられます。
また、Blueskyはセキュリティ強化にも取り組んでいます。最近、プラットフォームは「なりすましやアカウントのハンドル占有」のアカウントを削除するポリシーを更新しました。新規登録時には、ユーザーにメールアドレスの確認が求められるようになっています。特に注目すべきは、Blueskyが高プロファイルな個人や組織のために「ドメインハンドル」を使って認証を行っている点です。たとえば、アメリカ合衆国の上院議員は「senate.gov」ドメインで自己認証を行い、フリーランスのジャーナリストなども自分のウェブサイトを使って認証できます。
Bluesky+の機能と利点
Bluesky+サブスクリプションサービスでは、ユーザー体験を向上させるためのプレミアム機能が提供される予定です。以下は、予想される主要機能です:
- 高画質のビデオアップロード
- プロフィールのカスタマイズ(アバターのフレームや色調整など)
- カスタムアプリアイコン
- Bluesky+プロファイルバッジ
- 投稿の翻訳機能
- 投稿解析機能
- ブックマークフォルダ
これらの機能は、Bluesky+の有料会員向けに提供され、さらにパーソナライズされた機能を求めるユーザーにとって魅力的な選択肢となりそうです。
まとめ
Bluesky+のサービスはまだ計画段階ですが、その導入はBlueskyの新しい方向性を示すものです。Blueskyはサブスクリプションモデルの洗練を進めており、今後の成長が楽しみです。Bluesky+によって、よりカスタマイズ可能で機能豊富なソーシャルネットワーキング体験を提供する準備が整い、同プラットフォームにとっては重要な転換期となるでしょう。