Googleは、Android版「Googleニュース」アプリの大規模なデザイン刷新を発表しました。この変更は、使いやすさを向上させることを目的としており、今年初めに実施されたGoogleマップの大幅なリデザインに続くものです。
Googleニュースの新機能とは?
最も注目すべき変更点は、アプリ下部のナビゲーションバーが改良された点です。これまで、ナビゲーションバーには「For You(おすすめ)」、「Headlines(ヘッドライン)」、「Following(フォロー中)」、「Newsstand(ニューススタンド)」の4つのセクションがありました。今回のリデザインでは、「For You」と「Headlines」が統合され、新しい「Home(ホーム)」タブとしてデフォルトのフィードに設定されています。「Following」と「Newsstand」のタブは引き続き利用可能です。
トップに新しいカテゴリカルーセルが登場
新たな機能として、アプリ上部にカテゴリカルーセルが追加されました。このカルーセルでは、ヘッドライン、地域、米国、世界、ビジネス、テクノロジー、エンタメ、スポーツ、科学、健康などのフィードに簡単にアクセスできます。これらのカテゴリは以前「Headlines」セクション内に含まれていましたが、今ではスワイプするだけでアクセス可能になり、より直感的な操作が可能になりました。
また、カテゴリ選択時の下線表示は廃止され、選択中のカテゴリがハイライト表示されるようになり、どのフィードを閲覧しているかが分かりやすくなっています。
シンプルさと美しさの向上
ナビゲーションバーを4つから3つに減らすこの変更は、GoogleフォトやGoogleマップなど、他のGoogleアプリにも見られるトレンドです。このミニマリズムなアプローチは、操作を簡素化するだけでなく、Googleのデザイン言語「Material You」に沿った洗練された見た目を実現しています。
ただし、Androidのダイナミックカラーテーマを期待しているユーザーにはやや残念な点も。新デザインでは、青色のアクセントカラーが引き続き使用され、システム全体のカラーテーマとは統一されていません。
リリース情報
リデザインされたGoogleニュースアプリは、Android版のバージョン5.120.xからサーバーサイドアップデートとして配信されています。一方で、iOS版についてはまだ新デザインがリリースされておらず、配信は少し先になる見込みです。
Googleが進めるアプリの改良は、ユーザー体験をより向上させることを目指しており、新しいGoogleニュースのデザインも、よりエレガントで効率的な使い勝手を提供する一歩といえます。