投稿

記事を共有する:

Sonoと三菱重工、欧州でソーラー冷蔵トレーラーを発表

三菱重工業のロゴ。
三菱重工業のロゴ。

三菱重工サーマルトランスポートヨーロッパとSono Solar、欧州で電動冷凍トレーラー向け統合型ソーラーソリューションを発表

統合型ソーラー技術で冷凍輸送の環境負荷を削減

ドイツのソーラーテクノロジー企業 Sono Group N.V.(以下Sono) の子会社 Sono Solar は、長年のパートナーである 三菱重工サーマルトランスポートヨーロッパ(MTTE) とともに、欧州市場における電動およびハイブリッド冷凍トレーラー(eTRU)向けの 初の完全統合型ソーラーソリューション を発表しました。

この新システムは、MTTEの TEF1500 eTRU とバッテリーパックを、Sono Solarの 高効率太陽光パネルインテリジェント充電コントローラー と統合。走行中も継続的に充電を行い、バッテリー稼働時間を延長するとともに、ディーゼル燃料の使用削減とCO₂排出抑制を実現します。

欧州の冷凍輸送市場で高まる需要に対応

欧州の冷凍輸送業界では、低排出・低コスト化のニーズが急速に拡大しています。本ソリューションは、車両に搭載したソーラーパネルで常時発電することで、燃料消費とアイドリング時間を削減し、総所有コストを改善。環境規制の厳格化にも対応しつつ、冷却性能を損なうことなく運用可能です。

企業コメント

Sono Solarのマネージングディレクター Jan Schiermeister氏 は次のように述べています。
「MTTEのような著名なパートナーと協力できることを誇りに思います。欧州市場において、冷凍輸送向けの初の真に統合されたソーラーソリューションを提供できることは大きな前進です。」

また、MTTEのマネージングディレクター Björn Reckhorn氏 は次のように語りました。
「輸送冷凍の未来は、ソーラーを統合した電動冷却ユニットにあります。Sono Solarとの提携により、冷凍輸送車両向けソーラー統合の品質と規模を次の段階へ引き上げます。」

今後の展開と展示情報

統合システムを搭載したセミトレーラーはすでに利用可能で、物流事業者や冷蔵チェーン企業による試験導入が可能です。両社はさらに、 小型商用車などへの拡張 も視野に入れて検討を進めています。

この最新ソリューションは、2025年9月25日から28日までドイツ・カールスルーエで開催される NUFAM にて、両社のブースで展示される予定です。

戦略的意義

今回の発表は、Sono Groupにとって長期顧客との商業的進展を示すものであり、同社が推進する「資本効率型・パートナー主導戦略」を裏付けるものとなります。今後も商用車分野におけるソーラー技術の拡大を加速していく構えです。

出典: Manila Times

こちらもお読みください:  ハイフォンと北九州、技術交流セッションで協力強化

この記事をメールまたはお気に入りのソーシャル メディア サイトを通じて共有してください:

フェイスブック
X
リンクトイン
ピンタレスト
メール

コメントする

ニュースレターを購読してください!

ニュースレターのコンテンツを受信ボックスに受け取るにはサインアップしてください

カテゴリー

WhatsAppのロゴ。

WhatsApp、見逃したメッセージやステータス更新をリマインドする新機能をテスト中

WhatsAppが見逃したメッセージやステータス更新をリマインドする新機能をテスト中。ベータ版で利用可能なこの機能は、忙しい時でも重要なコミュニケーションを忘れずに確認できるようサポートします。機能の仕組みと、いつ広く利用できるようになるのかを詳しく解説。

続きを読む »
上部へスクロール