Microsoft、Windows 11 バージョン25H2の公式ISOメディアを公開
一般提供直前の最終段階に突入
Microsoftは、次期大型アップデート Windows 11 バージョン25H2 の公式ISOメディアを公開しました。これは一般提供に向けた最終段階を意味しており、数週間以内に正式リリースされる見込みです。
公式ISOは Windows Insider Program公式サイト(こちら) からダウンロード可能で、インサイダープログラムに登録する必要があります。今回配布されたメディアは製品版同等の品質であり、一般ユーザーのPCにも安全にインストール可能とされています。
ISOメディアの詳細と入手方法
ISOファイルのサイズは言語によって異なりますが、約7GB前後となっています。Microsoftは当初1週間前に公開予定でしたが、理由不明の遅延を経て、今回の配布に至りました。
ISOをダウンロードするには以下の手順が必要です:
- Windows Insider ISOページへアクセス
- Microsoftアカウントでサインインし、プログラムに登録
- 「Windows 11 Insider Preview (Release Preview) Build 26200」を選択
- 使用言語(24言語対応)を選択
- ダウンロードリンクを生成(有効期限は24時間)
生成されたISOは既存のWindows 11環境に上書きインストールできるほか、USBメディアを作成してクリーンインストールにも利用できます。
新機能はなし、しかしサポート期間が延長
今回の Windows 11 バージョン25H2 は、現在の バージョン24H2 と同じ基盤上に構築されており、新機能は追加されません。その代わり、25H2へ更新することでサポート期間がリセットされます。
- Windows 11 Home / Pro:24か月間のサポート
- Windows 11 Enterprise / Education:36か月間のサポート
これはすでにライフサイクルが1年経過している24H2と比べ、長期的に利用したいユーザーにとって大きなメリットです。
一般提供は間もなく開始予定
25H2の一般提供は、これまでの傾向からみて 9月下旬から10月上旬 に行われる可能性が高いと予想されます。リリース後は、24H2ユーザーに対して有効化パッケージ(Enablement Package)として数分のダウンロードと再起動でアップデートが適用される仕組みです。互換性の問題は発生しないため、アプリやゲームはそのまま利用可能です。
Windows 11の次期バージョンをいち早く体験したいユーザーは、今すぐ公式ISOを利用してインストールすることも可能です。
参考: Windows Insider公式ブログ, Windows Central