Acer、IFA 2025で「Swift 16 AI」を初公開 ― Intel次世代「Panther Lake」搭載ノートPC
IFAベルリンでのサプライズ発表
Acerは2025年9月、ベルリンで開催された世界最大級の家電見本市「IFA 2025」において、次世代ノートPC「Swift 16 AI」をひっそりと披露しました。本機は、Intelの次世代CPU「Panther Lake」を採用する初期モデルのひとつとして注目を集めています。
展示機にはIntelの18Aプロセスで製造されたPanther Lakeが搭載されており、最新アーキテクチャの性能をいち早く示す製品となりました。
主要スペックと特徴
Swift 16 AIは16インチの3K OLEDディスプレイを搭載し、120Hzのリフレッシュレートに対応。最大32GBのLPDDR5Xメモリをサポートし、最新のWi-Fi 7およびBluetooth 6に対応するなど、最新規格をしっかり押さえています。
インターフェースは、2つのThunderbolt 4対応USB-Cポートに加え、USB-A、HDMI、ヘッドホンジャック、microSDスロットといったレガシーポートも搭載しており、幅広い用途に対応可能です。
新デザインと独自機能
大きな注目点は「クラス最大のハプティックトラックパッド」を採用した新デザインです。この大型トラックパッドはアクティブスタイラス入力に対応しており、直接書き込みや描画が可能。従来のノートPCでは珍しい機能を備えています。
キーボードレイアウトも刷新され、軽量化されたシャーシを採用。一部モデルでは重量が1kg未満になるとAcerは説明しています。
Intelとの強力な連携
IFA会場にはIntelコンシューマー向けCPU部門トップのジム・ジョンソン氏も登壇し、「Panther Lakeがもたらす新しい体験」を強調しました。AcerとIntelの緊密なパートナーシップによって、この先進的なノートPCが誕生したことが強調されています。
発売時期と今後の展望
Acerは「Swift 16 AI」を2025年末までに発売予定としています。また、Intel「Panther Lake」は2026年1月に開催されるCES 2026でさらに詳細が公開される見込みです。
Acerの新モデルは、AIノートPC市場における重要な存在となりそうです。
出典: techpowerup.com