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TCL「QM9K」シリーズ発表|Google Gemini搭載の初代スマートTVが登場

TCLの新しいスマートミニLEDテレビQM6K。(画像提供:TCL)
TCLの新しいスマートミニLEDテレビQM6K。(画像提供:TCL)

TCL、Google Gemini搭載の初代スマートTV「QM9K」シリーズを発表

Gemini for Google TVが正式搭載

2025年初頭のCESで披露された「Gemini for Google TV」が、ついに実製品として登場します。Googleの最新AI機能を初搭載するスマートテレビのローンチパートナーに選ばれたのはTCLで、同社のフラッグシップモデル「QM9K」シリーズに搭載されることが明らかになりました。

Geminiは従来のGoogleアシスタントを大幅に進化させたもので、より自然で高速な音声操作、パーソナライズされたおすすめ機能、そしてNest Hubのような情報パネル機能を備えています。

QM9Kシリーズの特徴

QM9Kシリーズは65インチ、75インチ、85インチ、98インチの4モデルを展開し、TCL独自の「ZeroBorder CrystGlow WHVA QD-Mini LED」パネルを採用。

  • 解像度:4K
  • リフレッシュレート:144Hz
  • 輝度:従来比30%向上
  • ローカルディミング:精度約60%向上

映像規格はDolby Vision IQ、HDR10+、HLGに対応し、オーディオはBang & Olufsenによるチューニングが施されています。背面にはHDMIポート4基(eARC対応1基)を搭載し、付属の音声リモコンはバックライト付きです。

Geminiによる新しい体験

TCLによると、QM9Kは「業界初のGoogle Gemini搭載テレビ」として位置付けられています。Geminiは従来の「Hey Google」操作をさらに高速化し、精度の高い検索結果を提供。例えば「10歳未満向けのコメディ映画を探して」といったリクエストにも的確に応答します。

さらに、テレビには新搭載のmmWaveセンサーが内蔵されており、従来のモーション検知を超える存在感知が可能です。ユーザーが部屋に入ると、自動的にスクリーンセーバーやカレンダー、天気、Nestカメラの映像などを表示するハブモードに切り替えられます。センサー感度は調整可能で、廊下を通過しただけでは画面が点灯しないよう設定することもできます。

TCLとGoogleの戦略的な一歩

Geminiの柔軟性とTCLの高性能かつ手の届きやすいハードウェアが融合することで、リビングルームのテレビがスマートホームの中核として進化する可能性があります。ユーザーがテレビを「観ていない時間」までも有効活用するという新しい価値提案は、家庭におけるテレビの役割を再定義するかもしれません。

出典: Android Police

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