Apple Watch Ultra 3、iOS 26ベータから登場の兆し ― 衛星通信や5G対応の可能性も
iOS 26ベータにUltra 3を示唆する新ディスプレイ情報
9月9日のAppleイベントを目前に控え、注目が集まっているのが「Apple Watch Ultra 3」です。公開中のiOS 26パブリックベータ版に、既存モデルには存在しない画面解像度が記載されていることを MacRumors が発見しました。解像度は422×514ピクセルで、Ultra 2(410×502ピクセル)からわずかに向上しており、実際の筐体サイズを変えることなくベゼルを狭くすることで実現する可能性があります。
新チップ「S11」で性能と効率が向上か
Ultra 3は処理性能の向上も期待されています。従来のUltra 2はS9チップを搭載していましたが、最新のSeries 10がS10を採用していることから、次世代の S11チップ がUltra 3とSeries 11に同時搭載される可能性が高いと見られています。これにより処理速度や電力効率が向上し、より高度なGPS追跡や衛星通信機能、Apple Intelligenceとの統合による新しいヘルスケア機能をサポートする余地があります。
衛星通信と5G対応の噂
Bloombergの マーク・ガーマン氏 によれば、Appleは次期Ultraで衛星通信機能を検討しているとのことです。これが実現すれば、携帯電話の電波が届かない山岳地帯や離島でも緊急メッセージ送信や位置情報共有が可能になります。また、5G通信対応の可能性も報じられており、これまでLTEにとどまっていた通信性能が一段と強化されるかもしれません。
健康機能の強化 ― 血圧測定やAIヘルス統合
次期モデルの注目機能のひとつが、血圧測定機能です。Bloombergのレポート によると、Appleはすでに社内テストを行っているものの、精度面の課題から2025年内の実装は不透明とされています。また、血糖値測定も研究段階にあるものの、実用化はさらに先になると予想されています。
一方で、AppleはAIを活用したヘルスケアプログラム「Project Mulberry」を進めており、これについては Bloombergの報道 が詳細を伝えています。このプロジェクトは、パーソナライズされた健康・フィットネスのアドバイスをApple Watchで提供することを目指しており、Ultra 3はその重要なプラットフォームとなる可能性があります。
バッテリーと耐久性の強化
UltraシリーズはすでにApple製品の中で最長のバッテリー寿命を誇りますが、新チップと省電力ディスプレイの採用により、さらに駆動時間が延びる可能性があります。現行の72時間(低電力モード)から、最大4日間へと伸びるとの予測もあり、アウトドアや長期旅行でも安心して使える設計になりそうです。
発表と発売スケジュール
例年通りであれば、AppleはiPhoneと同時に新型Apple Watchを発表する見込みです。今年は9月9日のイベントでUltra 3が公開され、その数日後から予約開始、1〜2週間以内に発売されるスケジュールが予想されています。
出典:CNET