2025年7月、Samsungはニューヨークで行われたGalaxy Unpackedイベントにて、待望の次世代折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold7」を正式発表しました。シリーズ第7世代となるこのモデルは、さらなる薄型化と軽量化を実現しつつ、Galaxy AIを軸とした生産性向上やマルチタスク性を強化した、まさに“未来型スマホ”の象徴です。
■ 驚異の薄さと快適な携帯性
Galaxy Z Fold7は、折りたたみ時の厚みがわずか8.9mm、展開時は4.2mmという驚異的な薄型デザインを実現しました。これは従来モデルであるZ Fold6よりさらに1mm以上薄く、ヒンジ構造「Flex Hinge」の改良により、開閉動作もスムーズで信頼性が高まっています。
携帯性が格段に向上しており、ジャケットのポケットやバッグにスリムに収まり、重量も10%以上軽量化されているため、外出先での使用がより快適になりました。
■ 拡張された約8インチの大画面
展開時のインナーディスプレイは、約8インチのダイナミックAMOLEDパネルに拡大。従来のFold6よりも表示領域が広くなり、4:3に近い比率でのマルチウィンドウ作業や、S Penによる手書き操作がさらに直感的になりました。
カバー画面も視認性・反応性が高められ、スマートフォンとして閉じたままでもアプリ操作が快適に行える設計となっています。
■ Snapdragon 8 Elite + Galaxy AIの融合
本機にはQualcommの最新チップ「Snapdragon 8 Elite」を搭載し、CPU・GPU・NPUの各性能が前世代よりも大幅に向上。とくにAI性能が強化されており、Galaxy AIとの連携で、リアルタイム翻訳、メールの自動要約、画像生成といった高度な機能をデバイス内で実現可能になっています。
また、スケッチから画像を生成するAIツールや、会話を録音して自動で議事録にする文字起こし機能など、ビジネスシーンや教育現場でも役立つ機能が多数追加されています。
■ 200MPカメラでプロ級の撮影体験
Galaxy Z Fold7は、シリーズで初めて200MPのメインカメラを搭載。夜間や低照度下でも圧倒的な描画力を誇り、AIによるシーン補正機能により誰でもプロ並みの写真が撮影できます。
さらに、50MPの広角レンズ、12MPの超広角、カバーディスプレイ側に10MPのフロントカメラを備え、折りたたんだ状態でも広角自撮りや高精細ビデオ会議が可能です。
■ S Pen対応&クリエイティブサポート
Fold7はS Pen Fold Editionに対応。薄型化を優先するために本体内への収納は廃止されましたが、外付けS Penによる筆圧検知、手書きメモ、スケッチなどの用途はフルサポートされています。Galaxy Notesやクリエイティブ系アプリとの連携で、外出先でも高効率な作業が可能です。
■ 耐久性・環境配慮も進化
耐水性能はIPX8等級に対応し、雨や水濡れに強い構造となっています。さらに、フレームには「Armor Aluminum」を採用し、剛性と軽量化を両立。内部パーツにはリサイクル素材を使用しており、環境にも配慮した設計がなされています。
■ 発売日・価格
日本国内では7月25日より販売が開始され、512GBモデルの価格はおよそ199,000円から。購入特典としてGalaxy Watch 8の割引、専用ケース、クラウドストレージクーポンなどが付属するキャンペーンも展開されています。