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Figma、Googleと提携しGemini AIモデルを統合 デザイン効率を50%向上

Figmaのロゴ。
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Figma、Googleと提携し「Gemini」AIモデルを統合 デザイン効率を大幅向上へ

FigmaとGoogleの戦略的パートナーシップが始動

プロダクトデザインプラットフォームのFigma(フィグマ)は、Googleとの戦略的パートナーシップを発表しました。
この提携により、Googleの最新AIモデルであるGemini 2.5 Flash、Gemini 2.0、Imagen 4
がFigmaのデザイン環境に直接統合され、1,300万人以上の月間アクティブユーザーに向けて、より高度な画像生成・編集機能が提供されます。

今回の連携は、すでに進行中のFigmaとGoogle Cloudの協力関係をさらに強化するもので、AIによるデザインワークフローの生産性向上を目指しています。


Gemini 2.5 Flashで「Make Image」機能の処理速度が倍増

Figmaが実施した初期テストによると、Gemini 2.5 Flashを導入したことで、「Make Image」機能におけるレイテンシ(処理遅延)が50%削減されたとのことです。
これにより、画像生成やAIアシストデザインがよりスムーズに行えるようになり、デザイナーは創造的な作業に集中できる環境が整いつつあります。

Figmaは、これらのAI統合によって「デザインの発想からプロトタイプ作成までの時間短縮」と「リアルタイム編集の効率化」を同時に実現することを狙っています。


Google Geminiとの連携が企業導入を後押し

今回の発表は、Googleが企業向けにリリースしたAIプラットフォーム「Gemini Enterprise」のローンチと時期を合わせたものでもあります。
Gemini Enterpriseは、企業が自社の業務や製品開発にAIを組み込むための統合基盤であり、今回のFigmaの統合もその一環として位置付けられています。

すでにGAP、Klarna、Mercedes、Virgin Voyagesなど、世界的なブランドがGeminiを導入しており、Figmaの参入により、デザイン領域におけるAI活用が一段と加速する見込みです。


AI時代のクリエイティブツールとしての進化

FigmaのAI統合は、単なる新機能の追加ではなく、「デザインプロセス全体を再定義する取り組み」と位置付けられています。
今後、GeminiとImagenによる高精度な画像生成や自動レイアウト提案、リアルタイム編集支援などが実現すれば、AI主導のデザインエコシステムが一気に進化する可能性があります。


出典: The AI Insider

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