🚗 自動運転の次の主戦場は「AIブレイン」
カナダ発の自動運転スタートアップ Waabi(ワービー) が、約 10億ドル(約1,500億円) 規模の資金を調達し、これまで注力してきた 自動運転トラック 事業から ロボタクシー分野への本格参入 を表明しました。
この動きは単なる事業拡張ではなく、「1つのAIで複数の車両タイプを制御する」 という、次世代自動運転の方向性を示すものとして注目されています。
出典:Axios
https://www.axios.com/2026/01/28/ai-uber-waabi-robotaxi
🧠 Waabiの中核技術「Waabi Driver」とは?
Waabiの最大の特徴は、独自開発の自動運転AIプラットフォーム
「Waabi Driver」 にあります。
従来の自動運転AIとの違い
多くの自動運転企業は、
- トラック用
- 乗用車用
- ロボタクシー用
と 車両ごとに異なるAIモデル を開発してきました。
一方Waabiは、
「車種に依存しない汎用AIブレイン」 を構築しています。
技術的ポイント
- 生成AI × シミュレーション
- 仮想環境で数十億km相当の走行学習
- 実世界データとの高速フィードバック
- センサー構成が異なっても適応可能
これにより、
🚚 トラック → 🚕 ロボタクシー
への展開を ソフトウェア中心で実現 できるのが強みです。
🚚 なぜ「トラック」から「ロボタクシー」なのか?
Waabiはこれまで、
長距離輸送用の自動運転トラック に集中してきました。
理由は明確です。
| トラック自動運転 | ロボタクシー |
|---|---|
| 走行環境が比較的単純 | 都市部で複雑 |
| 高速道路中心 | 歩行者・自転車が多い |
| 収益モデルが明確 | 規制・社会受容が課題 |
トラックで AIの安全性・信頼性を証明 した上で、
より難易度の高いロボタクシーへ進出する──
これは非常に合理的な戦略です。
🤖 「車両ではなくAIを売る」Waabiの思想
Waabiの創業者 Raquel Urtasun(ラケル・ウルタスン)氏 は、
元Uber ATG(自動運転部門)のトップ研究者としても知られています。
彼女が掲げるのは、
「重要なのは車ではなく“知能”だ」
Waabiのビジネスモデル
- 車両メーカー
- モビリティ事業者
- 物流会社
に対し、
自動運転AIそのものを提供 するプラットフォーム戦略です。
これは将来的に、
- 自動運転建機
- 自動配送ロボット
- 港湾・鉱山車両
への展開も視野に入る構造です。
🌍 自動運転業界全体へのインパクト
Waabiの動きは、業界全体にも大きな影響を与えています。
関連トレンド
- マルチモーダルAI(Vision × Language × Action)
- ソフトウェア定義型モビリティ
- シミュレーション主導型AI開発
関連リンク
🔮 まとめ:Waabiは「自動運転のOS」になれるか?
Waabiの約10億ドル調達は、
単なる資金ニュースではありません。
それは、
✅ 車両単位からAIプラットフォーム単位へ
✅ 実験から社会実装フェーズへ
自動運転が移行しつつあることを象徴しています。
今後、
「どの会社が一番いい車を作るか」ではなく、
「どのAIが世界中の車を動かすか」
という競争が本格化していくでしょう。
