高雄TSMC工場予定地で不発弾発見、軍が安全に撤去
工事現場で不発弾を発掘
2025年9月7日午前11時30分ごろ、台湾・高雄市の旧高雄精油所跡地で不発弾の残骸が見つかりました。この場所は、台湾積体電路製造(TSMC)の新工場建設に先立ち、環境修復作業が行われている区域です。高雄市政府工務局によると、不発弾は貯蔵タンクエリアの工事中に掘り出され、すぐに軍に通報されました。
軍が1時間以内に撤去
第8軍団は、現場に駆け付けた後、不発弾が直ちに危険を及ぼす状況ではないと判断し、午後12時30分ごろ安全に撤去しました。軍の発表によれば、この爆弾は強い腐食が進んでおり、製造番号や識別情報は確認できなかったものの、かなり古い時代の航空爆弾とみられるとのことです。
過去にも複数回発見
同じナンジー区の工事現場では、昨年8月と11月にも不発弾が発見されています。これらは第二次世界大戦中の米軍による空襲で投下されたものと考えられています。今後も工事に伴い、不発弾の発見や処理が続く可能性があります。
まとめ
TSMC工場建設を控える高雄市ナンジー区では、過去の歴史が現在の工事に影響を与え続けています。軍と市当局は、今後も安全確保を最優先に作業を進めるとしています。
出典: Focus Taiwan
投稿ビュー: 8