サムスンは、次期Android 15ベースのOne UI 7ユーザーインターフェースで、GoogleのGemini AIを自社のGalaxyスマートフォンにさらに深く統合する計画を進めていると報じられています。Android Authorityの報告によると、Geminiの会話モード「Gemini Live」がOne UI 7を搭載したスマートフォンで新しいインターフェースを採用し、ロックスクリーンでのアクセスが容易になるとのことです。
新しい「Now Bar」機能とユーザー体験の向上
One UI 7で導入される主要な機能の一つは、「Now Bar」で、これはロックスクリーンにウィジェットのように表示され、個別のアクションや最も使用するアプリに簡単にアクセスできるようにします。このNow Barには、Gemini Liveのコントロール機能も追加され、Google AIチャットボットとの会話をロックスクリーンから直接操作できるようになります。
報告によると、Gemini LiveはNow Barに新しい通知インターフェースを採用し、「電話のような操作方法」で会話を終了したり、一時停止したりできるようになります。これにより、ロックスクリーンからスマートフォンをアンロックせずに会話を制御でき、よりスムーズで効率的な体験が提供されます。
サムスン製アプリでのGemini AIの機能拡張
Gemini Liveの統合に加えて、サムスンは自社のネイティブアプリに対応した新しい「Gemini Extensions」の開発にも取り組んでいると報じられています。これにより、Gemini AIアシスタントはSamsung Calendar、Samsung Reminder、Samsung Notes、Samsung Clockなどのアプリ内で機能を実行できるようになり、音声コマンドを使ってこれらのアプリとのインタラクションが可能になります。
Google Geminiをデフォルトアシスタントに変更
サムスンは、ユーザーが自社のBixbyアシスタントをGoogleのGemini AIに変更できるようにするとも伝えられています。この変更により、Googleの高度なAI機能を好むGalaxyスマートフォンユーザーにとって、より柔軟な選択肢が提供されることになります。
Googleとの提携で「Gemini Advanced」のサブスクリプション提供
さらに、サムスンはGoogleと提携し、次期Galaxy S25シリーズの購入者に「Gemini Advanced」のサブスクリプションを無料で提供する可能性があると報じられています。報告によると、ベースモデルのGalaxy S25には3か月のGemini Advancedサブスクリプションが無料で提供され、PlusおよびUltraモデルにはそれぞれ6か月と1年のアクセス権が提供される見込みです。