Anker Japanは2025年6月、新たなポータブル電源&ソーラー発電システム「Anker Solix Solar Bank 1000」を発表しました。
Solixシリーズは、Ankerが2023年より展開してきたスマートエネルギー製品の最新世代であり、本モデルは1,000Whの大容量バッテリー、折りたたみ式ソーラーパネル、AIによる充電スケジューリングなど、家庭・災害時・キャンプと多様な用途に対応する次世代型ポータブル電源です。
■ 1,000Whの大容量と最大1,800W出力で家電も安定駆動
Anker Solix Solar Bank 1000は、1,024Whのリン酸鉄リチウムイオンバッテリーを搭載しており、ノートPCであれば約10回分、スマートフォンであれば約50回の充電が可能。
さらに、AC出力は最大1,800Wに対応し、炊飯器や電気ケトル、電子レンジなどの高出力家電も使用可能です。
多様な出力ポート(AC×2、USB-C×2、USB-A×2、シガーソケット)を備えており、同時に複数デバイスを運用できる点も利便性が高く、**「持ち運べる電源タワー」**と呼ぶにふさわしい仕様となっています。
■ ソーラーパネルによる自動発電&AI充電スケジューリング
Solix Solar Bank 1000の最大の特長は、専用の200W折りたたみ式ソーラーパネルを用いた、完全自律型の太陽光発電が可能である点です。
天候や太陽光の強さをAIが学習・予測し、「最適な時間帯・角度での自動充電スケジューリング」を実行する機能を搭載。天候に左右されがちなソーラー充電を“見える化&最適化”することで、信頼性が格段に向上しています。
曇りや夜間には自宅のAC充電にも対応し、わずか58分で0→80%充電可能な急速充電機能も搭載されています。
■ スマートアプリ連携でエネルギーを可視化・遠隔操作
Anker独自の「Solixアプリ」と連携することで、次のようなスマート制御が可能です:
- リアルタイムの残量・出力・温度モニタリング
- 充電・放電スケジュールのAI提案
- 屋外からの遠隔オン/オフ制御(Bluetooth/Wi-Fi)
- 緊急時の電源供給優先モード切替
- データの週次・月次レポート分析
これにより、エネルギーを「管理する・予測する・活用する」という次世代の家庭電力活用が実現します。
■ 災害時の備えとしても最適な“防災テック”
Anker Solix Solar Bank 1000は、耐衝撃・耐水IP65設計を採用し、屋外や非常時の使用にも安心。
また、10年保証対応のリン酸鉄バッテリーにより、充放電サイクル3,000回以上という高い耐久性を誇ります。
日本国内での災害対策ニーズにも応える設計で、自治体・学校・防災組織での導入も視野に入れた展開が予定されています。
Anker Solix Solar Bank 1000 の主な仕様:
● バッテリー容量:1,024Wh(リン酸鉄リチウム)
● AC出力:最大1,800W(瞬間ピーク2,400W)
● 充電方式:AC100V、ソーラーパネル(200W)、車載DC12V
● 充電時間:急速充電時 0→80%(約58分)
● 出力ポート:AC×2、USB-C×2(100W)、USB-A×2、DCポート×1
● サイズ/重量:37.5×25×22cm / 約11.5kg
● 防水性能:IP65
● 対応アプリ:Anker Solixアプリ(iOS/Android)
● カラー展開:ブラック / オリーブグリーン
■ “エネルギーの自立”を実現するポータブルガジェット
Anker Solix Solar Bank 1000は、停電時の備えから日常の節電対策、アウトドアまで幅広いシーンに対応するスマート電力インフラガジェットです。
太陽光+AI+アプリという三位一体のシステムにより、これまでのポータブル電源とは一線を画す“次世代のエネルギー体験”をもたらしてくれるでしょう。