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Windows 11 Build 26220:ローカルアカウント回避を完全廃止、Microsoftアカウント必須化進行

Windows 11 コンピューターで作業している人。(画像ソース: Windows、Unsplash)
Windows 11 コンピューターで作業している人。(画像ソース: Windows、Unsplash)

Microsoft、Windows 11 Insider Preview Build 26220を公開:ローカルアカウント回避手段を完全廃止

アカウント作成回避スクリプトが無効化に

Microsoftは最新のInsider Preview「Windows 11 Build 26220.6772」を公開し、Windows 11のインストール時(OOBE)におけるMicrosoftアカウント作成の回避手段をすべて削除した。この変更は、これまで利用可能だった「BypassNRO.cmd」スクリプトやレジストリ操作によるローカルアカウント強制作成といった手法が使えなくなることを意味する。
Microsoft公式ブログによると、これらの手段は重要な設定画面をスキップし、結果的にデバイスが完全に構成されない状態でOOBEを終了してしまう恐れがあるという。今後は、インターネット接続とMicrosoftアカウントを使用してセットアップを完了する必要がある。

セキュリティとユーザー体験の一貫性を強化

この措置は、2025年3月のBuild 26200.5516で「BypassNRO.cmd」が削除された流れを継ぐもので、Microsoftは「ユーザー体験とセキュリティの向上を目的としている」と説明している。オンラインアカウントを回避してセットアップを行うことで、ネットワーク設定が不完全なままデバイスを使用するリスクがあるため、OOBEでのローカルアカウント専用経路は今後廃止される。

新機能:Windows Helloと「Click to Do」の進化

Build 26220では、アカウント関連の変更以外にも複数の新機能が追加されている。
まず、Windows Helloの「Enhanced Sign-in Security」が外部指紋リーダーにも対応し、内蔵センサー以外の生体認証デバイスでも利用可能になった。
さらに、「Click to Do」機能
では画像内のオブジェクト選択や距離・温度・重量といった単位のインライン変換が強化され、よりスムーズな操作体験が実現している。

ダークモードの統一とユーザーフォルダー名指定の新機能

また、エクスプローラーのダークモードがコピーや削除などのダイアログにまで一貫して適用されるようになり、全体的なUIの統一感が向上。
加えて、OOBE中にスクリプトを実行することでデフォルトのユーザーフォルダー名を指定できる新オプションも追加された。ただし、この機能はMicrosoftアカウント経由でセットアップを行う場合にのみ適用される。


出典: Redmondmag

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