AMD、新型プロセッサRyzen 7 9800X3Dを2世代目3D V-Cache技術で発表
AMDは最新のデスクトッププロセッサ「Ryzen 7 9800X3D」を正式に発表しました。このプロセッサは、高性能なコンピューティングとゲーム体験を提供するために設計されており、2世代目のAMD 3D V-Cache技術と64MBのキャッシュメモリを搭載しています。AMDの「Zen 5」アーキテクチャに基づいており、高いクロック速度を維持するための冷却技術を備え、最大5.2GHzのブーストクロックと4.7GHzのベース周波数を実現しています。
ゲームとプロフェッショナルユースのための大幅なパフォーマンス向上
Ryzen 7 9800X3Dは、前モデルであるRyzen 7 7800X3Dと比較してゲームパフォーマンスが8%向上しています。また、AMDはこのプロセッサが市場の競合モデルと比較して平均20%高速であると主張しており、デスクトップCPUの新たな基準を打ち立てています。
モデル | コア/スレッド | ブースト/ベース周波数 | 合計キャッシュ | TDP |
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AMD Ryzen 7 9800X3D | 8C/16T | 最大5.2 / 4.7 GHz | 104MB | 120W |
AMDは、推奨価格を479ドル(約71,300円)と設定しており、性能と価格の両面で競争力を維持しています。ただし、このモデルを搭載したデバイスの発表はまだありません。
AMD、ゲーム性能の未来を見据えたビジョン
AMDのコンピューティングおよびグラフィックス部門の上級副社長兼ゼネラルマネージャーであるジャック・フイン氏は、同社がゲーム技術の進歩に注力していることを表明しました。「Zen 5アーキテクチャに基づいて構築されたRyzen 7 9800X3Dプロセッサの導入により、かつてないほどのゲームパフォーマンスを実現しています」と述べ、ユーザーに革新的なゲームおよびコンピューティング体験を約束しました。
この最新の発表は、PCゲームとパフォーマンスセクターにおける競争においてAMDがプロセッサの性能の限界をさらに押し広げ続ける意欲を示しています。
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