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Meta、「Quest Air」を発表!軽量化×クラウドXR時代に対応する次世代スタンドアロンヘッドセット

Meta Quest Air(画像出典:Meta)
Meta Quest Air(画像出典:Meta)

2025年6月、Metaは新たな次世代XRヘッドセット「Meta Quest Air」を正式に発表しました。
本機は、既存のQuest 3よりも大幅に軽量化され、わずか約400gのヘッドセット本体に高性能チップ、空間オーディオ、AIアシスタント、クラウドXR対応機能を搭載。
ハードウェアの制約を超えた“つけていることを忘れる体験”を目指した新コンセプトモデルです。


■ 圧倒的な軽量化で日常的に使えるXR体験へ

Quest Airの最大の特長は、装着時のストレスを極限まで減らした軽量設計にあります。
本体重量は約400gと、Quest 3の約515gから100g以上の軽量化に成功。新素材の樹脂フレームと、薄型化されたパンケーキレンズ第2世代を採用することで、**「毎日使えるXR」**というユーザー体験を追求しています。

フォーム素材も改良され、顔周りのフィット感が向上。眼鏡をかけたままでも快適に装着できる設計です。


■ Snapdragon XR2 Gen 2+クラウドXR対応

処理性能には、Qualcommの最新Snapdragon XR2 Gen 2チップを採用し、オールインワン型のスタンドアロン動作でも十分なパフォーマンスを確保。

さらに、Metaは「Meta Cloud XR」という新たなクラウドサービスを発表し、クラウド上で動作するVR/MRアプリをWi-Fi経由でストリーミングできる仕組みも実装。
これにより、本体側に高負荷なデータ処理を求めることなく、ハイエンドVRタイトルも安定してプレイ可能です。


■ 空間オーディオ+AIアシスタントで“考えるヘッドセット”

Quest Airには空間オーディオシステムが内蔵され、耳を塞がない「オープンイヤー型スピーカー」で360度音場を再現。
さらに、Meta独自の「Meta AI(空間対応型)」が統合され、以下のような使い方が可能です:

  • 「この空間をスキャンして3Dモデルを作って」と音声指示
  • リアルタイム翻訳や字幕生成機能
  • トレーニングアプリでの“AIコーチ”機能
  • Web検索、ナビ、メモ、リマインダー等を空中ウィンドウで表示

これにより、ただの「見るデバイス」から、「使いこなす知能」を持つパーソナルXRデバイスへと進化しています。


■ Quest Store互換と新アプリエコシステム

ソフトウェア面では、Quest 3と同じ「Meta Horizon OS」が搭載されており、すでに配信されている1,000本以上のVR/MRアプリと互換性あり。
さらに、今後はクラウドXR専用の「軽量バージョンアプリ」も順次登場予定で、スマートフォン感覚でアプリを切り替えて利用可能となります。


Meta Quest Air の主な仕様

ディスプレイ:デュアルLCD(片目2064×2208 / 120Hz対応)
プロセッサ:Snapdragon XR2 Gen 2
メモリ / ストレージ:8GB / 256GB、12GB / 512GB
バッテリー:最大2.5時間(急速充電対応)
重量:約400g
スピーカー:オープンイヤー型空間オーディオ
OS:Meta Horizon OS(Quest Store互換)
通信:Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4、クラウドXR対応
その他:ハンド&アイトラッキング、パススルーAR、AI音声操作
カラー展開:ミッドナイトブラック / ソフトホワイト / コーラルピンク


■ 毎日使える“軽やかなメタバース入口”

Meta Quest Airは、これまで「重たい」「疲れる」「一部の人向け」とされてきたXR体験を、誰もが使える日常ツールへと昇華した製品です。
軽さと性能、AIとクラウドという2つの進化軸によって、今後のMR・VR市場に新たな風を吹き込む存在になることは間違いありません。

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