**Qualcomm(クアルコム)は、CES 2026において、Windows向けARMプロセッサのラインアップを拡充する新製品「Snapdragon X2 Plus」**を正式に発表した。本チップは、Snapdragon X Plusと上位モデルのSnapdragon X2 Eliteシリーズの中間に位置づけられ、高い電力効率、AI性能、長時間バッテリー駆動を重視する主流クラスのノートPCをターゲットとしている。

主流クラスのWindows Copilot+ PC向けに設計
Snapdragon X2 Plusシリーズは、薄型・軽量のWindowsノートPCや、今後登場予定のCopilot+ PC向けに最適化されている。Qualcommによると、新チップは従来世代と比較して消費電力を抑えつつ、オンデバイスAI処理をサポートする点が特徴だ。
今回発表されたモデルは以下の2種類となる。
- Snapdragon X2 Plus(10コアモデル)
- Snapdragon X2 Plus(6コアモデル)
いずれのモデルも、Qualcomm最新のOryon CPUアーキテクチャを採用し、改良されたAdreno GPUと、最大80 TOPSの処理能力を持つHexagon NPUを統合している。
性能およびAI処理能力の向上
Qualcommによると、Snapdragon X2 Plusは従来のSnapdragon Xシリーズと比べ、CPU・GPU・AI処理性能のすべてで向上が見られるという。強化されたNPUにより、リアルタイム翻訳、画像生成、AI支援型の生産性向上ツールなどを、クラウドに大きく依存することなくデバイス上で処理できる。
また、ARMベースプロセッサの強みである電力効率の高さもさらに改善されており、モバイルワークやハイブリッドワーク環境において、より長いバッテリー駆動時間を実現するとしている。
最新の接続性とプラットフォーム対応
Snapdragon X2 Plusプラットフォームは、以下の最新規格に対応する。
これらの仕様により、2026年に登場する最新のWindowsノートPCに適したプラットフォームとなっている。
発売時期と今後の展望
Snapdragon X2 Plusを搭載したノートPCは、2026年前半に複数のPCメーカーから発売される予定だ。ハイエンドモデルでは引き続きSnapdragon X2 Eliteシリーズが採用される一方、X2 Plusはより手頃な価格帯のWindows on ARMノートPCの普及を後押しする存在になると見られている。
MicrosoftがCopilot+ PCを積極的に展開し、Windows on ARM向けのネイティブソフトウェア環境が進化する中、Snapdragon X2 Plusは今後のノートPC市場においてARMの存在感をさらに高める可能性がある。





