健康はもう“手首”だけじゃない
スマートウォッチ中心だったウェアラブル市場に、指先に装着するスマートリングという新潮流が登場しています。なかでも、Ouraの「Ring 4」はその代表格。10月3日、同社が発表した新モデルは、チタン製の本体に18センサーを搭載し、睡眠・活動・回復力(Readiness)などを高精度でモニタリングします。Tom’s Guide+1
「Ring 4」はサイズ展開をサイズ4〜15に広げ、指先にフィットしやすい設計に。さらに、チタン素材による耐久性と軽量さを両立。The Verge
チタンボディ&精密センサーで“隠れた”着用を
前モデルではリング内部にやや突起のあるセンサーを備えていましたが、Ring 4ではセンサーをフラットに埋め込む設計とし、指への装着感を大幅に改善。Tom’s Guide+1
また、Signal Pathwayを従来の8から18へ増強することで、血中酸素(SpO₂)測定の精度を30%改善、バッテリー稼働時間も最大8日間へと拡大しています。The Verge
デザイン面も洗練されており、Rose Gold/Gold/Silverなど複数カラーを用意。日本国内発売も行われており、東京・アンダーズホテルで体験イベントが開催されたことも確認されています。LinkedIn
健康データの可視化とアプリ機能
Ring 4は、専用アプリを通じて以下のような主要機能を提供します:
- 睡眠ステージ解析(深睡眠・レム睡眠・中途覚醒)
- 安静時心拍数/心拍変動(HRV)による回復スコア算出
- 日中活動量の把握と自動検知(40種以上のアクティビティ)Tom’s Guide
- 女性の健康管理機能(生理周期・排卵予測)Tom’s Guide
また、日本版アプリでも日本語対応が確認されており、日常使いにも適した環境が整いつつあります。Best Buy
日本市場での展開・価格・留意点
Ring 4は世界的に発表されており、日本での展開も進んでいますが、価格・月額会員プラン・実店舗体験などは確認すべき点です。米国では基本価格が$349(約5万円前後)からとされており、発売直後にはCeramic版が$499という情報も。Forbes+1
日本国内では「日本語対応」「サイズキット配布」「会員プランの内容」などがユーザーの購入判断材料となるでしょう。
※ 会員制(サブスクリプション)モデルであるため、継続的なコストにも注意が必要です。Tom’s Guide
まとめ
Oura Ring 4は、指先装着という“身に着ける感覚”を最小限に抑えながら、睡眠・活動・回復まで包括的に捉える次世代型ウェアラブルです。
デザイン・素材・機能・アプリ体験の4要素を高次元で融合させており、2025年のスマートヘルス市場における注目モデルといえます。
指先だけでなく、あなたの一日の「準備状態(Readiness)」までも可視化する。そんな未来は、もう誰の手にも届くものです。





