Appleは、先週リリースされたiOS 18.4の公開に続き、iOS 18.3.2の署名を停止しました。これにより、すでにiOS 18.4以降にアップデートしたiPhoneやiPadユーザーは、iOS 18.3.2へダウングレードすることが不可能となりました。
iOS 18.4はApple Intelligence対応が拡大
iOS 18.4は3月31日に配信開始され、複数の注目機能が追加されています。主な変更点は以下のとおりです:
- Apple Intelligenceの対応言語が拡大
- 新しい絵文字の追加
- プライオリティ通知機能の導入
- iPhone 15 Proシリーズ向けのVisual Intelligence
- 多数のセキュリティパッチ
このアップデートにより、アプリが機密データに不正アクセスできる脆弱性などが修正されています。
iOS 18.3.2はWebKitの脆弱性に対処
一方、iOS 18.3.2は3月11日にリリースされ、主にWebKit関連の重大な脆弱性を修正するセキュリティアップデートでした。Appleによれば、この脆弱性は悪意あるWebコンテンツがサンドボックスを突破できる可能性があったとのことです。
なぜ古いiOSの署名が停止されるのか?
Appleが旧バージョンの署名を停止する理由は、ユーザーのセキュリティを守るためです。最新バージョンには常にセキュリティ修正が含まれており、ダウングレードを許可することで、既知の脆弱性を悪用されるリスクが高まるからです。
ただし、これによりiOS 18.4で不具合が生じているユーザーにとっては、不便を感じることもあります。現時点で可能なダウングレードは、iOS 18.5ベータ版からiOS 18.4へのみ限定されています。
iOSを最新状態に保つ方法
iPhoneやiPadを最新のセキュリティ状態に保つには、定期的なアップデートが重要です。対応デバイスをお使いの場合は、
**「設定 > 一般 > ソフトウェア・アップデート」**にアクセスして、アップデートを確認しましょう。
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