PS5およびPS5 Proの可変リフレッシュレート(VRR)に関するスタッター問題が、Digital Foundryによる詳細な技術分析によって確認された。これまでLG製テレビのユーザーから多くの報告が寄せられていたが、今回の調査でソニー側の問題であることが判明した。
Digital Foundryは19本のゲームを複数のディスプレイで検証し、特に120Hz VRRに対応しフレームレートが可変のタイトルでスタッターが発生しやすいことを確認。約20分のプレイ後、頻繁に発生するカクつきが見られ、リフレッシュレートが瞬間的に120Hzへと急上昇する現象を観測した。この挙動は、フレームレートの変動が大きいゲームでVRRが一時的に解除され、固定リフレッシュレートへと戻ることが原因と推測される。
スタッター問題が確認されたタイトル
- Diablo 4
- Elden Ring
- Hogwarts Legacy
- The Last of Us Part 1
- The Last of Us Part 2
- Kingdom Come Deliverance 2
- Marvel’s Spider-Man Remastered
- Metaphor Refantazio
- Ratchet & Clank: Rift Apart
なお、上記のサードパーティー製タイトルはXboxでテストした場合、同様の問題は発生しなかったという。
ソニーはこの問題について現時点で公式に認めていないが、PlayStationのシステムアーキテクトであるマーク・サーニー氏はDigital Foundryに頻繁に登場することから、今回の分析結果に目を通す可能性は高いと考えられる。今後のアップデートでの対応が期待される。
ソース:
Digital Foundry – PS5とPS5 ProのVRRスタッター問題
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