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カンボジアと日本、2030年科学技術イノベーション計画の推進で協力強化

JASTIPを代表する京都大学の大垣秀明教授(前列左)とMISTIのSTI事務局長のトライ・ソファル氏(前列右)、MISTIのヘム・ヴァンディ大臣(後列右から3番目)と上野篤駐カンボジア日本大使(後列左から3番目)が見守る。(画像提供:MISTI)
JASTIPを代表する京都大学の大垣秀明教授(前列左)とMISTIのSTI事務局長のトライ・ソファル氏(前列右)、MISTIのヘム・ヴァンディ大臣(後列右から3番目)と上野篤駐カンボジア日本大使(後列左から3番目)が見守る。(画像提供:MISTI)

カンボジアと日本は、カンボジアの科学技術イノベーション(STI)ロードマップ2030の実現に向けてパートナーシップを強化しています。この協力は、カンボジアのSTI環境を向上させ、国際的なネットワークと協力を拡大し、STEM機関間での協力を促進し、シニア研究者の招致や専門家の国際的な移動を推進することを目的としています。

MOU更新による共同の取り組み

最近、カンボジアの産業科学技術イノベーション省(MISTI)と日本-ASEAN科学技術イノベーションプラットフォーム(JASTIP)は、STI開発における共同の取り組みを継続するために覚書(MoU)を更新しました。この署名式には、MISTIのヘム・ヴァンディ大臣と日本の駐カンボジア大使、上野篤志氏が立ち会い、カンボジアのイノベーションエコシステムの発展に向けた重要な一歩を踏み出しました。

継続的な協力の成果

2023年3月に初めてのMoUが締結されて以来、MISTIとJASTIPは、STIガバナンスや開発において様々な共同取り組みを行ってきました。今回のパートナーシップの更新により、カンボジアの技術革新の進展が加速し、地域および国際的なSTI協力におけるカンボジアの役割が強化されることが期待されています。

MISTIのSTI部門長トライ・ソパール氏は、「この協定は、両組織がSTIにおける共通の目標に向けてのコミットメントを示すものです」と述べています。また、JASTIPは、カンボジアのSTIロードマップ2030の実行に必要な専門知識の提供に重要な役割を果たしており、MISTIスタッフの能力開発を支援するためのトレーニングプログラムを提供しています。

人材開発と次世代イノベーターの育成

人材開発も大きな焦点となっており、両機関は科学技術イノベーションを促進するために、毎年開催されるSTIデーや科学フェア、若手科学者の育成に関するプログラムを共同で開発しています。これらの取り組みにより、イノベーションの文化が育成され、国際的なSTEM機関とのネットワークと協力が拡大し、シニア研究者の招致と専門家の国際的な移動が促進されています。

ソパール氏は、「STIにおける人材開発のための共同取り組みにおいて驚くべき進展を見てきました」と述べ、JASTIPの支援が次世代のイノベーターの育成において不可欠であることを強調しています。

戦略的政策開発と研究促進の枠組み

さらに、戦略的な政策開発や研究開発促進の枠組み作りも進められており、特にトヨタ財団のプロジェクトでは、日本、カンボジア、タイ間でのSTI調整における相互学習が強化されています。JASTIPはまた、MISTIがSTIに関する戦略的な政策文書を作成する際に支援し、関連データの収集やJASTIP-Netを通じた関連機関とのつながりの構築にも寄与しています。

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