Sonyは2025年6月、期待のフルサイズミラーレス一眼カメラ「α7C II(A7C Mark II)」を正式発表しました。本機は、2020年に登場した初代α7Cの後継機であり、軽量・小型のボディにフルサイズセンサーと最新AI機能を詰め込んだ、まさに「モバイルでプロ画質」を実現するハイブリッドカメラです。
■ 軽量・コンパクトでフルサイズ性能
α7C IIは、約514gの軽量ボディに、**35mmフルサイズ裏面照射型CMOSセンサー(有効約3300万画素)**を搭載。従来のα7 IVと同等のイメージセンサーを備えながら、携帯性は圧倒的に優れています。
旅行、Vlog、スナップ撮影など、日常での使用を意識したサイズながら、プロ品質の画質が確保されています。
■ 高速・高精度なAIオートフォーカス
新搭載のBIONZ XRエンジンとAIプロセッシングユニットにより、AF性能も大幅に進化しました。動物・人物・車・列車・昆虫など、複数の被写体をリアルタイムで識別・追尾できる「AI認識AF」が搭載されており、従来の顔検出・瞳AFを大きく上回る精度を実現。
特に、動画撮影時でも正確なフォーカスを維持できるため、動きのあるシーンでも安心して任せられる仕様となっています。
■ 動画撮影にも妥協なし
α7C IIは、動画撮影機能も充実しています。**4K60p(6Kオーバーサンプリング)**での収録に対応しており、10bit 4:2:2での内部記録、S-Cinetone、S-Log3、HLGといった多彩なプロファイルも利用可能。
動画クリエイターやVloggerにとっても即戦力の1台です。
さらに、電子式アクティブ手ブレ補正や、動画用のフォーカストランジション補助など、滑らかな映像表現をサポートする機能も盛りだくさんです。
■ 優れたUI・インターフェース
新設計のメニューUIとバリアングルモニター、タッチ対応インターフェースにより、直感的な操作性が向上。Bluetooth/Wi-Fi接続によるスマホ連携や、クリエイターズクラウドとの自動同期にも対応しており、撮影からSNS投稿までスムーズなワークフローが実現します。
加えて、USB-C給電にも対応し、長時間の撮影でも電源問題を気にせず使用可能です。
Sony α7C IIの主な仕様:
● センサー:35mmフルサイズ裏面照射型CMOS(約3300万画素)
● プロセッサ:BIONZ XR + AIプロセッシングユニット
● AFシステム:AI認識AF、リアルタイムトラッキング、759点位相差AF
● 動画性能:4K60p(10bit 4:2:2)、S-Log3/S-Cinetone/HLG
● 液晶:3.0型バリアングルモニター(タッチ対応)
● EVF:236万ドット OLEDファインダー
● 記録メディア:SD UHS-II対応スロット
● 通信:Wi-Fi、Bluetooth 5.0、USB-C(給電・転送)
● 重量:約514g(バッテリー、メモリ含む)
● カラー:ブラック / シルバー
■ 日常も仕事も、1台で完結する万能カメラ
α7C IIは、コンパクトでありながら、静止画・動画ともにプロレベルの撮影を可能にするハイブリッドなカメラです。旅先でのスナップや日常のVlog、商業用途のムービー制作まで、さまざまなシーンに柔軟に対応。
AIテクノロジーと軽量化が融合した本モデルは、2025年のカメラトレンドを象徴する革新的モデルといえるでしょう。