Meta傘下のWhatsAppが、ユーザーがアプリ内で連絡先情報を直接保存できる新機能を導入しました。
複数アカウントの管理を簡素化
Metaは最近のブログ投稿で、この機能が「他の人と電話を共有しているときや、個人とビジネスの連絡先を分けたいときに最適であり」、1台のデバイスで複数のWhatsAppアカウントを管理するのが簡単になると強調しました。
WhatsApp専用連絡先のクラウドバックアップ
さらに、WhatsApp専用の連絡先は自動的にクラウドにバックアップされます。これは、電話を失ったりデバイスを切り替えたりリセットした場合に特に便利で、連絡先の詳細が簡単に復元できるようになります。
IPLS:新しい暗号化システムの導入
この新機能は、「Identity Proof Linked Storage」(IPLS)と呼ばれる暗号化システムを利用しています。Metaによれば、IPLSを使用することで、ユーザーは「連絡先を保存し、WhatsAppを通じて自動的に復元する」か、WhatsApp内にローカルで保存し、クラウドと同期させたい連絡先を選ぶことができます。
リンクされたデバイスとカスタマイズ可能な連絡先リスト
WhatsAppで保存された連絡先はユーザーの電話番号にリンクされているため、リンクされたデバイスでアクセス可能です。個人アカウントやビジネスアカウントなど、1台のデバイスで複数のWhatsAppアカウントを管理している場合、アプリは連絡先リストをカスタマイズできる柔軟性を提供します。
ユーザー名統合の準備
今回のアップデートは、将来的にユーザー名による連絡先管理を実現するための土台を築いています。WhatsAppは、TelegramやSignalのようにユーザー名を採用していませんが、最近の数ヶ月間で電話番号の代わりにユーザー名を共有する機能を開発していると報じられています。この変更は、ユーザーが電話番号の代わりにユーザー名を共有することでセキュリティを向上させ、プライバシーを強化することが期待されています。
ユーザー名導入のタイムラインはまだ未定
ただし、Metaはユーザー名機能の完全な実装時期について具体的なタイムラインをまだ提供していません。