ストレージメーカーとして知られるLexarが、次世代の高速SSD「Professional NM1090 Pro」を正式に発表しました。この新モデルはPCIe 5.0接続に対応しており、M.2 2280フォームファクターを採用。デスクトップPCやノートPCのほか、一部のゲームコンソールでも利用可能です。ただし、M.2 2242スロットしか搭載していないハンドヘルド型端末には非対応です。
最大14,000MB/sの読み取り速度、モデルごとに異なる書き込み性能
Lexarによれば、「NM1090 Pro」はモデルによって性能が若干異なるものの、すべての容量モデル(1TB、2TB、4TB)が最大14,000MB/sのシーケンシャル読み取り速度を実現。一方、書き込み速度に関しては、2TBおよび4TBモデルが最大13,000MB/s、1TBモデルは最大10,000MB/sとなっています。
特に4TBモデルは、最大2,100,000 IOPSの読み取りおよび1,700,000 IOPSの書き込み性能を誇り、ストレージの過酷な使用環境にも耐えうる設計です。また、厚さは他モデルよりもわずかに厚く、3.6mmに対して4TBモデルは3.9mmです。
ヒートシンク搭載版も用意、冷却と安定性を両立
冷却性能にも配慮されており、一部モデルにはヒートシンクを標準搭載。さらに、6nmプロセスで製造されたコントローラーにより発熱を抑えています。DRAMは4GB、NANDには3D TLC NANDを採用し、SLCダイナミックキャッシュ機能も搭載。これにより、安定した高速転送が可能となっています。
米国Amazonでは2TBモデルが割引中
現在、米国Amazonではヒートシンク付きの2TBモデルが**299ドル(約45,200円)**で販売されており、**期間限定で6%割引(281ドル/約42,500円)**が適用されています。日本での発売や価格に関する情報はまだ発表されていません。